設計者詳細

設計者を探している方へ

　最近住宅の設計を依頼なさる方に、「どのような家をお考えですか」とお尋ねしますと、「外断熱の家」、「床暖房」、「対面キッチン」など、住宅のシステム性能や設備のお話を最初からされる方が沢山いらっしゃいます。様々な要望や憧れのイメージは、いろいろな住宅情報がテレビ、雑誌などにあふれていますから仕方のないことかもしれません。
　これから創造していく住宅に、そういったイメージや憧れをいだく事はけっして悪い事ではありませんが、それが全てでは建ててしまってから後悔する可能性が高くなるのではと思います。
　外観などの見た目や流行の機能も考慮する事項ではありますが、私達は実際に住まわれてから、その住宅に愛着を持っていただき末永く付き合っていただく為に、もっと重要な住まうための基本方針をまず話し合いたいと思います。
　個人個人の性格が違うように、また家族ごとにも住まい方や住宅に対する思いは違って当たり前です。そういったご自身や家族にとって重要な事は何かを最初に考え設計に反映させる事が失敗しない家づくりにつながります。そういった事が検討された上で、その家づくりを実践するのに一番良い方法を、設備や工法、システムの中から選んでゆくというのが大切ではないでしょうか。
　快適でくつろげる家ややすらぎのある家は、設備やシステムだけでは決して得られません。私達は、人それぞれに違うこれらの「個性」にあった自分仕様の家づくりを、お客様との対話を重視し、お客様と共に二人三脚で進めてまいります。

建築観、住宅観

　国土交通省の調べでは日本の平均住宅建て替え年数は約30年だそうです。まさに1世代ごとに建て替えが行われていることになります。
　カタログから家を選ぶ、坪○○万と言う表示だけで間取りを決めて建設される家はまさに車を選んでるような感覚です。これからの家づくりは、愛着を持って住み、家を子供達に引き継いでいくという、昔ながらの方法を見直し、大切にして行く時代なのではないでしょうか。
　しかしながら、建築家が建てる格好を優先させた家づくりにも問題があると感じています。庇のないシャープな外観は確かに格好いい。ですが、数年もすれば汚れなど様々な問題を起こすかもしれません。
　私達の家づくりは、まずは住み心地優先です。庇はかならず深くします。住まうための基本を押さえた上で、建てていく過程も監理によりしっかりと見守り、お客様に付加価値のよい優れた住まいを提供して行きたいと考えています。

略歴

1959年　　滋賀県生まれ
1982年　　愛知工業大学建築工学科卒業
1982年　　株式会社　浦野設計http://www.urano-s.co.jp/勤務
1987年　　杉橋建設株式会社　建設企画部係長
1992年　　有限会社 ゆー空間建築事務所　設計課長
2004年　　有限会社　イデア クラフト　設立

資 格　 一級建築士（統括設計専攻建築士）第213750号
　　　　　 一級建築施工管理技士第8965017号
　　　　　 建築物総合環境性能評価システム戸建評価員
　　　　　 住宅金融支援機構　適合証明技術者
　　　　　 滋賀県木造住宅耐震診断員
　　　　　 株式会社ハウスジーメン　住宅性能評価検査員
　　　　　 ハウスプラス住宅保証株式会社　住宅性能評価検査員

所属団体　 社団法人　日本建築学会
　　　　　 社団法人　滋賀県建築士会
　　　　　 社団法人　滋賀県建築士事務所協会
　　　　　 高島の木の家づくりネットワーク 構成員
　　　　　 木造住宅の耐震診断・耐震補強を考える会 正会員
　　　　　 オープンシステムネットワーク全国会議 正会員
　　　　　 ＮＰＯ法人　楽しい家づくり研究会 正会員

設計者タイプ回答

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