設計者詳細
松尾 和昭
建築士種別 | 一級建築士 |
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事務所名 | 松尾和昭建築計画室 福岡県知事登録 1-40160号 |
所在地 | 福岡県春日市春日原北町2-20-21-513 |
TEL | 092-572-9394 |
FAX | 092-572-9397 |
kaz-8607@i-next.ne.jp | |
ホームページ | |
http://www.mtoplan.jp |
設計者を探している方へ
家作りはほとんどの人にとって人生で最大のイベントになりますが、作ってお仕舞いではなく、その住宅で生活していく間もそのイベントは続いています。子供の頃に家族が寄り添いながら温かく暮らして来た生活空間を思い出していただけるような「記憶に残る」住宅を目指しています。
依頼者と協力しながら、遊び心を持った住宅を作っています。
建築観、住宅観
家族のあり方の変化と共に、住宅が持つ機能が変化しているような気がします。大家族時代では様々な生活の知恵や生き方など、子供にとってのお手本が身近にあり、そうしたことを伝承して行くことで家族の絆が深まり、誰もがかけがえの無い家族の一員であるという意識を共有し、住宅はその舞台として存在していました。しかし、近年、子は父母の元から独立し、社会人となっての後は自らの家族のための住宅を取得することが生涯の大仕事になっています。土地の取得からしなければならない世代では、都会に勤務している人にとって必然的に遠距離通勤を余儀なくされ、夢見たマイホームは寝に帰るだけの場所になり、さらに経済的理由や社会参加意識の変化から主婦も勤めに出るようになりました。その結果家族全員が揃う時が少なくなり、子供は誰もいない家に帰り、時には一人で食事を取り一人で遊ぶとういような状況を生み出しました。こうしたことが、本来は家族で育むべき子供たちの情操面の発育不足による近年における少年犯罪の多発化の原因の一つではないかと考えます。 現代の「住宅」のあり方は従来の大家族時代のそれとは大きく異なり、家族にとって、子供が巣立つ前の「仮の宿」的なものになっているという現実は否定しがたいようです。
この状況を認識しながら、夫婦のありかたや家族のありかたいった問題に対し、少しでもより良き答を模索する行為が現代の住宅設計のような気がします。
21世紀は地球環境問題あるいは地域の住環境問題が新たなテーマとして浮上しています。個人の都合で建てられる住宅も、地上に建つことで地域の環境に影響を与えるという認識がますます社会的に要求されてくるものと考えています。
こうした経緯から、私は、居住者にはもちろんのこと地域にも優しい住宅になって欲しとの思いで設計に取り組んでいます。快適で安全な空間、健康的な住宅を考えることは設計者としては当然のことですが、コンセプトとして「記憶に残る」「遊び心のある」住空間を創ることをいつも心がけています。
略歴
1968年3月 長崎県立長崎東高等学校卒業
1974年3月 関西大学工学部建築学科卒業
1974年4月 前田建設工業株式会社東京本社建築設計部勤務
1978年4月 ㈱三浦紀之建築工房入社
1979年4月 ㈱創建築設計事務所入社
1976年7月 松尾和昭建築計画室設立
現在に至る