神戸の高台の家 -改修・屋根裏を狙え-
クライアントは、初めてのデートが住宅展示場だったという新婚夫妻で、新築、リノベーションの両方を検討していた。高台にあるこの物件が見つかり、リノベーションを選択することになった。
キッチンはタフなステンレス製の壁付けとし、ダイニングとの間には、人工大理石のカウンターを造りつけた。この上で直接パン生地をこねるのだが、実際に頂いた手作りパンは、本当に美味しかった。
リビング
ロフト。断熱材の性能が上がったことも、屋根面一杯まで空間を使える大きな理由である。リノベーションにおいて屋根裏は、宝の山なのだ。
神戸は大変住みやすい街と言える。北には山、南には海。南向きの高台は大変日当たりがよい。よって、多くの住宅が建ちならぶ。
築20年を超える家は、屋根裏が使われていないケースが多い。瓦屋根の場合、ある程度の勾配が必要となる。防水、屋根材の進歩もあり、そこまでの勾配を要しない現在より、大きな屋根裏がある。
キッチンと収納。「男前なキッチン」が好きな夫妻に相応しい家に生まれ変わったと思っている。
洋室
寝室
外観
建物データ
所在地 |
兵庫県神戸市 |
用途 |
住宅 |
構造 |
木造 |
建築面積 |
建築面積:43.83 ㎡ |
延床面積 |
延面積:87.39 ㎡ |
竣工 |
2013年9月 |
設計者 |
守谷昌紀 |
施工 |
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