地元の杉でつくったアトリエ
2001年に地元の杉材を伐採し柱・梁・板材に製材、3年間自然乾燥させて小さなアトリエ+ 自宅をつくりました。敷地は鎌倉の街を自分の庭に見立て、とっても小さな土地に周りの景色を借景にいただいたコンパクトな家を設計しました。身の丈にあった暮らしをするため無理をせず余力を残した家づくりをして、生活を豊かにする趣味や地域の活動を楽しんでいます。内部の仕上げは天井・壁ともすべて白い漆喰塗り、床は道南の無垢のブナ材をつかい床暖房をしています。アトリエは大きなガラスから設計する姿が路地を通る人に見えるようにして町にとけ込むようにしました。
道路との敷き際は竹の結界でしきる、鎌倉風!
アプローチは御影石の平板の飛び石、駐車スペースは9センチ角のピンコロ石と白い部分は左官仕上げ。シンボルツリーにシマトネリコを植栽しました。大きなガラス窓の右は杉材でつくった通風の2段の開き戸です。3階部分は道路から見えないようにうしろ部分に建っています。
四畳半の和室
10年目に本棚と机を造り付けました。
後からでもこのように家具をつくることができます。
工房丹の川上さんによる丁寧な仕事です。
材質はシナベニヤに薄く白化粧し、小口はシナの共芯ベニヤ張り。机はナラの無垢板で製作しました。
建物データ
所在地 | 神奈川県鎌倉市 |
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用途 | 住宅+アトリエ |
構造 | 木造在来工法3階建て+地下 |
建築面積 | 43.05㎡ |
延床面積 | 97.82㎡ |
竣工 | 2001年 |
設計者 | 森ヒロシ建築設計所 |
施工 | 大同工業(株)湘南本店 |