ギャラリーあしやシューレ



作品を展示するだけではなく現代美術のアーティストをプロデュースし、発信する「ギャラリーあしやシューレ」。
JR芦屋駅から徒歩10分、芦屋の住宅街の角地にあり、バス通りに面した敷地のため、外観はシンボリックであり、かつ品のある佇まいが求められた。
建物のシンボルでもあるスケールアウトした大きな木扉は道路からの短いアプローチにあっても、訪れた人々を非日常の世界へと引き込みます。
また、扉両サイドのFIXガラスからは、作家の世界観を外からも垣間見ることができ、モダン・アートの発信に寄与している。

展示空間は3.8mと2.1mの天井高の異なる2つの空間を行き来できるようになっており、一つの展覧会において、全く印象の異なる表現を可能にしたギャラリーである。
また、ギャラリー内のトイレは壁と天井を鏡貼りにしており、この空間も訪れた人々を非日常の世界へいざなう仕掛けの一つになっている。
絵画、彫刻、演劇、音楽など、分野にとらわれない発信の場としての「ギャラリーあしやシューレ」が芦屋の地に根付いていくことを期待しています。

ギャラリーあしやシューレ http://ashiyaschule.com/

建物データ

所在地 兵庫県芦屋市親王塚町3-11
用途 美術館
構造 木造
建築面積 48.55m2
延床面積 93.35m2
竣工 2012年2月
設計者 堀部直子建築設計事務所
施工 株式会社VICO
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