Y−HOUSE
2階リビング
ネオマフォームによる外断熱仕様を採用し、内装仕上げを躯体表し表現としている。
軸組にはドリフトピン金物工法を採用し、羽子板プレートや筋交い金物を隠蔽。
(躯体表しに適した工法であるが、仕口形状により金物が対応が出来ない部分も有る)
構造用合板ー耐力壁が基本であるドリフトピン工法は、大きな一体空間に袖壁が出てくるため不向き?。
しかし、今回は空間の一体感を考慮し筋交い型ー耐力壁を併用している。
SE工法(木軸ラーメン工法)を採用すれば、ブレースの存在も消すことが可能となったであろう。
壁仕上げは構造合板(OSB合板表し仕上げ)
柱・梁は集成材表し仕上げ
OSBの印字面を室内側に配し、サンドペーパーでサンダー掛けして印字を消去
(コスト配慮のため)
2階にリビングを配置、南面上方から採光確保するべく円弧屋根(屋窓)を持ち上げている。
法規的には、地下1階+地上2階+屋窓扱いのため、準耐火建築物ではない。
左側の隣家は南側からの採光確保を期待していないプラン(隣家が建つ事を想定)。
それに対し、南側ー隣地境界迄の離れを少しでは有るが約2m確保し採光確保。
(南側隣家は北側斜線があるため、高い建物は建てられない為)。。
2階リビング吹抜け
構造材の素材感・OSB壁の素材感が強いため、照明器具・カリビアンファン・
ロフトタラップ・手摺・カーテン類などは素材感の有るものを採用しバランスを確保。
キッチン腰壁・キッチン背面収納もOSB合板仕上げとしている。
建物データ
所在地 | 東京都港区 |
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用途 | 専用住宅 |
構造 | 木造(SE工法) |
建築面積 | 35.19 |
延床面積 | 105 |
竣工 | 2007 |
設計者 | 正本設計工房 一級建築士事務所 |
施工 | ウィークエンドエンジニアリング |