神奈川県相模原市の住宅『beat』
敷地面積約30坪の旗竿敷地に建つ住宅。駐車場として使う竿部分の面積等を除くと有効に使えるのは20坪程度。更に隣家、集合住宅、自転車置場に囲まれた密集地という厳しい周辺環境の中で、
・4LDK、テラス、ロフト、屋上利用を確保
・外部の視線をカットしつつ光の差込む住環境
・建築費を1000万円台に抑えたい
という要望を実現しました。
LDKは光に溢れ、2階建てでありながら8つの階層を持ち、家族の会話の絶えない開放的な空間を意識した建物です。
詳細はHP →
http://www.studioloop.net/beat.html をご覧ください。
ロフトから見た居室棟の写真(オープン時)。
リビングと個室空間をオープンに繋ぐ室内小窓。
家族間の交流を大切にしたいという施主の要望を反映した提案です。
ロフトから見た居室棟の写真(クローズ時)。
小窓を閉めることで個室としての機能を果たします。
オンとオフの切り替えスイッチの役割を果たします。
天井高4.5mの開放的なLDKを明るく照らす光のハイサイドライトの写真。
季節ごとに外の景色を鮮やかに切取ります。
写真は4月、桜の景色が絵画のように室内を演出。
キッチン側のハイサイドライトの写真。
かすみガラスを通して室内北側に光を拡散してくれます。
キッチンからは各居室やロフト、洗面室、バスルーム、トイレと、全ての空間を奥様が見渡すことができます。
螺旋階段の上部からLDK、ロフト空間を見下ろした写真。
狭小地でありながらも内部の広さを十分に感じられます。
螺旋階段とすることでスキップフロアをより省スペース、効率的に実現しています。
半地下、ご主人の書斎の写真。
第一種低層住居専用地域の高さ制限(北側斜線)をクリアしつつ必要な居室数を確保するために半地下を採用。
籠もれる男の隠れ家的な個室空間です。
リビングから見た半地下の書斎とLDK空間を繋ぐ室内小窓の写真。
書斎に籠もりながらも、家族との交流を図ることもできます。
奥様と喧嘩してしまったときの一時避難場所としても利用できます(笑)。
半地下の書斎から室内小窓を通してリビングを見た写真。
仕事の合間の気分転換や家族との交流を大切にできます。
お子さんがパパの仕事を応援するシーンは心が温まりますよね。
敷地延長部分(駐車場)からの外観写真。
白い傾斜屋根の住宅が立ち並ぶ分譲地内で、敢えて黒のガルバリウム鋼板を採用。
屋上利用も考慮してフラット屋根としたため周囲とは全く違った外観となりました。
建物データ
所在地 |
神奈川県相模原市 |
用途 |
一戸建ての住宅 |
構造 |
木造2階建て |
建築面積 |
54.21㎡ 16.40坪 |
延床面積 |
91.58㎡ 27.70坪 |
竣工 |
2009年2月 |
設計者 |
studioLOOP 大橋崇弘 |
施工 |
㈱飯塚工務店 |