アベサンハウス
敷地のある山形県高畠町は冬は街中でも積雪1m、山間部になると3mにも達する豪雪地域です。
リビングは住宅全体の中心に配置され、諸室それを取り囲む構成となっています。周縁の一部を占める音楽室は、独立したアプローチを持ち、住宅部分とは完全に切り離して音楽教室として使用することができる一方、大開口を通じてリビングとの連結も可能です。コンサート時には音楽室をステージ、リビングを客席、ロフト部分を2階客席として使用できます。
ハイサイドライトからは一日を通じて日が差し込み、時間の移り変わりによって様々な表情を楽しめるようになっています。
ハウス・メグロ
敷地面積46m²に建つ、木造3階建て、述べ床71m²の住宅。
リビング、キッチン・ダイニング、バスルーム、子供室、寝室といった部屋の面積をほぼ同じにしました。
限られた面積の中で多少リビングを広く取るよりは、全てに手が届くコンパクトなプチリビングとし、逆にバスルームを広めに取ることで、バスタイムはゆったりとした時間が過ごせるようにしました。
ハウス・コントラスト
構造材を露出した階段室は暗くし、両側の部屋を明るい仕上げとするコントラストで、細い部屋がなるべく広がりのあるスペースとして感じられる工夫をしている。各階を細長いワンルームにして単純なパースペクティブで細長さを強調するより、性質の異なる部屋を連続させることでシークエンスを作り出し、奥のスペースが遠くも近くも感じられる不思議な距離感を作り出せないかと考えました。
フラット・ヒモンヤ409
築30年のマンションリノベーション。
専有部の中央に位置する水周りのコアを黒板塗装で仕上げ、リビングの外周の壁はすべてラワン合板をオスモカラー仕上げとして、大きなスペースの中央に黒板のヴォリュームが挿入されたように見せ、玄関に入った時点でリビング全体を感じることができるようにしています。
フラット・フローティング・ボックス
50代の夫婦のための築33年のマンションリノベーション。
リビングに面して、ゲストルームとキッチンを配置し、素材感のあるオーク材で強調しました。
ボックスの上部と下部に鏡を設けることで生じた、リビングの中に2つのボックスが浮いているような錯覚により、リビングが区画全体に広がっていくように感じられるようにしました。
シェアハウス・ヤクモ
1Fがコンビニ、2-3Fが自宅だった兼用住宅のコンバージョン計画。コンビニを廃業して、バリアフリーにしやすい1Fを自宅、2-3Fはリビングやキッチン、バスルームを共有するシェアハウスとすることを提案しました。
フラット・ダブル・デッカー
築20年、30㎡の1Kのマンションに親子2人で住むためのリノベーション。
2段ベッドボックスを部屋の奥に設置した。ボックスと周りの壁の間には60cmの通路が確保され、ぐるりと周遊できるようになっている。通常は閉じられているボックスの扉は、開くことによって、廊下を閉じることになり、リビングからのプライバシーを確保することが出来るようになっている。