はなみずき台の家
この住宅は開業医の若い御夫妻の住まいです。夫人も薬剤師として一緒に活動されているため、「癒しの住空間」が求められました。敷地は新興団地の開放された東面に位置した高台で、大変見晴らしの良い所にあります。建物は東西方向に長い敷地の東南方向を開放したL型のコートハウスとして設計されました。東側前面道路側に車庫とカーポートが並列に並び、室内はコートに面して多目的室(食堂・応接)と和室(2間)がL型に配されています。又室外に木のデッキが部屋に合わせた床レベルで突き出し、前庭とのつながりを意図して造られました。コートは一面をイワダレ草で敷きつめられ、周囲は防犯を兼ねた木製パーゴラで囲まれています。パーゴラはつる植物が成長と共に四季折々の花々を楽しませてくれます。造園も常緑樹と広葉樹が配され、地域環境造りが配慮されています。特徴的なのは、東面の見晴らしが良いため、来客時の外部コートやカーポート上部はもてなしの空間として、又車庫上の予備室と2階主寝室からの見晴らしは、パノラマ状に広がり、夜景など最高の癒しを提供しています。
建物データ
所在地 | 広島市安佐南区大町西一丁目 |
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用途 | 専用住宅 |
構造 | 木造2階建一部鉄筋コンクリート造 |
建築面積 | 128.87㎡ |
延床面積 | 188.73㎡ (内 33.91㎡は車庫) |
竣工 | 平成17年 |
設計者 | 渡辺武彦 |
施工 | 正田建設 |